2019.02.27外来 (設備・物理療法)
当院のリハビリテーション科は常勤の理学療法士4名、非常勤1名を擁し、厚生労働省の定める施設基準、「運動器リハビリテーションⅡ」を満たし、その承認を受けています。
リハビリテーション科では対象の運動器疾患に対し、治療機器等を使用した物理療法と理学療法士による運動療法・徒手療法を行います。肩関節周囲炎・変形性膝関節症・椎間板ヘルニアなど整形外科慢性疾患や脳卒中後遺症・加齢に伴う運動機能の低下(ロコモティブシンドローム:ロコモ)等に対しても行っております。また長引く痛みや口腔顔面痛などにも対応しております。
設備紹介
能動型自動間欠牽引装置
腰椎牽引は、通常のベルトを巻いてベッドに寝ながら牽引されるタイプではなく、椅子に腰掛けるようにしシートベルトをつけると、自動で臥位姿勢になる牽引装置です。「寝るまでが痛くて大変」などの訴えがある方でも楽に使用できます。間欠的な牽引をすることで、腰椎や頸椎周囲の筋肉や軟部組織のストレッチ、ごく軽度の椎間板突出の矯正、頭部や上半身部分の荷重からの解放などが期待できます。通常の体操や運動療法等では難しい体に対しての作用が期待でき、運動療法や徒手療法、他の物理療法と併用して治療を行います。
干渉電流型低周波治療器
周波数が異なる2つの中周波電流を患部に流し、体内に生ずる干渉波の大きな電気エネルギーで筋肉を収縮させ、血流を改善し、痛みを緩和します。ソフトで、深さと広がりのある刺激が特徴です。
赤外線治療器
近赤外線の光が、体の深部まで浸透して、血流・血量を増大し、新陳代謝を促進します。
筋肉の凝りや痛み、関節痛などに使用します。
また、神経ブロックにも効果が期待できます。
乾式ホットパック装置
振動と温熱で筋肉などの軟部組織を暖め、血流を改善し、新陳代謝を促進させます。
温熱効果による痛みの緩和、振動による筋肉のリラクセーション効果が、血行不良からくる痛みやしびれを和らげます。
マイクロ波治療器
間歇照射によりハイパワーで体の深部までソフトに加温し、効果的に血流・血量を増加させ、新陳代謝を促進します。2つのアンテナで関節を包み込むようにして、同時に使用することができますので、より効果的な治療を行うことができます。血行不良からくる痛みやしびれに使用します。